バリカン:フランス語 

バリカンは子供の頃どこの家にもあって、親が坊主頭に刈上げてくれました。素人ゆえに、虎刈りにされたり、バリカンの歯に髪の毛を挟まれたり、という記憶があります。
 時代とともに甲子園出場の高校野球部にも長髪が増え、そのうち坊主頭が見られなくなると、バリカンも家庭から消えて行きました。当然家にあったのは手動ですが、最近は電動バリカンが床屋に見られます。
 最近はスキンヘッドにする人も多く、結構家庭にも普及しつつあるようです。バリカンて、どんなスペルだろうか?variable cutterではバリカンにならないし?と考えたことがあります。
初めてフランスの床屋に行った時には、座ると、「tondeuseを使うか?」と聞かれました。tondeuseとは芝刈り機しか知らなかったので、びっくりしました。見せられたtondeuseはPanasonic製の電動バリカンでした。
広辞苑で調べたら、tondeuseのメーカーのBariquand et Marre社の名前がそのままバリカンの語源になったようです。この会社を調べたところLyon に在ったようです。
後で、このフランスの床屋にBariquand et Marre社のことを聞いても知りませんでした。
Hotchkiss社のstaplerが日本でホッチキスになったのと同じ経緯ですね。
こんなホームページもあります。
http://www.bea.hi-ho.ne.jp/irino/sanpatu_barikan.htm