英語とフランス語

1973年にコンコルドを開発中のフランスとイギリスに、炭素繊維を売り込みに行きました。米国がSSTソ連がTu-144を開発して競争していましたが、すでに米国は政府決断で脱落。Tu-144の方は、コンコルドを真似したのじゃないかとコンコルドスキーと呼ばれていました。ところが、この年6月のパリエアショウでデモ飛行中に墜落し、出遅れました。
会社を訪問したのは、Tu-144墜落のすぐ後でした。フランス側のAerospacialeはSud-AviationとNord-Aviationが合併しツールスとパリに事務所がありました。出てくるフランス人はフランス語なまりの下手くそとしか言い様の無い英語を話してくれます。コンコルドとは、協調を意味する、とも教えられましたが、ひとつは、こんな英語でイギリス人とコミュニケーション出来るのか?もうひとつは、英仏の強い対抗意識でした。これで本当にコンコルドが飛ぶのか、という疑問でした。
 心配していたコンコルドは1975年12月26日就航フライトを行い、紆余曲折あったものの結局20機足らず生産され、今年完全リタイヤしました。
その最終フライトの写真入手しました。http://www.catsprn.com/concordes_last_flight.htm